今の会社を先に解約しない

先に解約すると、その番号は手放すことになります。番号を残すなら、乗り換え先で申し込んで回線が切り替わるのを待ちます。切り替えと同時に、元の契約は解除されます[1]。

申し込む前に確かめる3つ

1. スマホにSIMロックがかかっていないか

2021年10月以降に発売されたスマホは、原則としてSIMロックがありません。ただ、それより前に発売された機種も売られ続けていて、ロックが残っていることがあります[1]。

iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」と進み、「SIMロック」の横に「SIMロックなし」と出ていればそのまま使えます[2]。Androidは機種によって表示の場所が違うので、今の会社のマイページの契約内容で確かめるのが早いです。ロックがあれば解除の手続きをします。手数料はWebなら無料、電話や店舗では3,300円かかることが多いとされています[1]。

ロックがなくても、乗り換え先の回線で動くかは別の話です。乗り換え先の「動作確認端末」のページで、自分の機種名を探しておきます。

2. キャリアのメールアドレスをどこで使っているか

「@docomo.ne.jp」のような携帯会社のメールは、乗り換えると基本的に使えなくなります。銀行、通販、病院の予約、学校の連絡網など、ログインやお知らせに使っている所がないか思い出しておきます。

アドレスを残す方法は会社ごとに違います[1]。大手の一社では、解約日から31日以内に申し込むと月330円で使い続けられます[3]。そこまで要らなければ、乗り換える前に各サービスの登録アドレスをフリーメールなどに変えておきます。

3. 機種代の分割払いが残っていないか

乗り換えても、残っている機種代は消えません。一括で払う申し出をしなければ、契約時と同じ支払い方法で分割の請求が続きます[4]。乗り換え先の月額だけを見て比べると、しばらくは思ったほど下がりません。マイページで残りの回数と金額を見ておきます。

契約期間の決まったプランを途中でやめると、違約金がかかることもあります[1]。

かかるお金

  • 今の会社から番号を移す手数料:Webなら無料。電話や店舗では1,100円以下の手数料がかかる場合があります[1]
  • 乗り換え先の契約事務手数料やSIMカード代:かかる場合があり、3,300円前後が多いとされています[1]。同じ会社でも、店舗では4,950円、オンラインでは無料という例があります[5]

申し込みから開通までの手順

  1. 本人確認書類と支払い方法を用意する:運転免許証やマイナンバーカードと、本人名義のクレジットカードか口座。
  2. 乗り換え先のサイトで申し込む:契約の種類で「乗り換え(MNP)」を選び、今の電話番号を入れます。
  3. ワンストップか予約番号かで分かれる: - 両方の会社がワンストップ方式に対応していれば、申し込みの途中で今の会社のサイトに移り、ログインして手続きをして、また乗り換え先に戻ります。予約番号はいりません[6]。 - 対応していなければ、先に今の会社のマイページで「MNP予約番号」を発行します。有効期限は発行日を含めて15日間で、乗り換え先によっては残りが10日以上ないと申し込めません[5]。発行したら、その日のうちに申し込むくらいがちょうどいいです。 - 予約番号を取っただけでは解約になりません。期限内に乗り換え先の契約が終わらなければ、元の契約がそのまま続きます[1]。
  4. SIMカードが届くのを待つ/eSIMを設定する:SIMカードは郵送で届きます。eSIMは届くのを待たずに設定できます。
  5. 回線を切り替える(開通):乗り換え先の案内に沿って開通の手続きをします。この時点で番号が新しい会社に移り、元の契約が解除されます。短ければ数分で終わります[1]。
  6. 使えるか確かめる:Wi-Fiを切ってWebページが開くか、電話がかけられるかを試します。

つまずきやすいところ

開通できる時間が決まっている

会社どうしのシステムをつなぐため、受け付けはおおむね午前9時〜午後8時ごろ[5]、eSIMの切り替えは午前9時〜午後9時[7]といった時間帯に限られます。仕事のあとに始めると時間切れになりやすいので、休みの日の午前に始めると落ち着いて進められます。

eSIMはWi-Fiにつないで設定する

eSIMの設定(プロファイルのダウンロード)はWi-Fiにつないで行い、途中で再起動しないよう案内されています。一度ダウンロードしたプロファイルを消すと、再ダウンロードできない例もあります[7]。機種変更と同時に乗り換えるなら、新しいスマホの初期設定を済ませてから進めます。

切り替えの間は電話もSMSも届かない

開通の手続きをしてから新しいSIMで使えるようになるまで、電話もデータ通信も止まります。銀行や通販のログインでSMSの確認コードが必要になる日、急ぎの連絡を待っている日は避けます。